ランディングページはターゲット・共感・数値

プロマネ#ShouldBee#ランディングページ
suin
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2013年11月20日 投稿
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僕と森は今日、Open Network Labの山本さんに会ってインキュベーションプログラムについて話を聞けるチャンスをもらった。Open Network Labは、東京のスタートアップ・インキュベータで、僕が知っている限りでも、 Qiitaednity がインキュベーションプログラムを受けている。

「社内でShouldBeeを共有したところ、エンジニアにも興味を持ってもらってエンジニアも同席することになりました。」山本さんはそう言って、同席したアンディットさんを紹介してくれた。

僕らはインキュベーションプログラムの説明を聞くに当って、ShouldBeeについて説明することになった。簡単にコンセプトを話し、デモを見せたりした。ShouldBeeとSeleniumの違いや、主なターゲットなどについて話し合った。その中で、ShouldBeeの課題や素敵なアドバイスをいただいた。

どのようにしたらテストの必要性を理解してもらえるか?

アンディットさんから課題として言われたのは「テストが必要と思ってる会社じゃないと使ってもらえないかもしれない」という点。こういった指摘は自分たちでヒアリングしたときもあって、僕らにとっても大きな課題だ。これについては、ブログでテストの必要性を訴えていったり、テストの必要性を共感してもらえるランディングページにする必要があるかも知れない。

ShouldBeeはあとづけで使える

「後でつけてもいいところがいい」と良い所も評価してもらった。ShouldBeeは特定の言語やフレームワークによらず使えるので、例えばスタートアップでとにかくリリースして、後でShouldBeeを取り入れることもできる。テストファーストとは矛盾するかもしれないが、何よりもデプロイを優先する現場も少なくない。そういったプロジェクトでも、次のイテレーションに入る前にShouldBeeのテストでリグレッションからプロダクトを保護しておくことができる。

誰のためのランディングページか?

「このランディングページは誰に向けて作ったの?」アンディットさんが僕らに質問を投げかけた。僕らは当初ShouldBeeのメインカスタマは、僕らのようなテストで苦労しているエンジニアやテスターを想定していた。ところが、ここ1ヶ月でいろいろな人にShouldBeeを話してみると、非エンジニアのほうが強い関心を示してくれることに気がついた。例えば、自社プロダクトのマネージャでテスターを兼任していたり、WordPressのプラグイン制作もやっているデザイナーなどが非エンジニアのカスタマーに当たる。

最初はエンジニアを主なターゲットにしていたため、ランディングページもその層を狙って「なぜ、ウェブサイトのテストはあんなに大変なのか!?」と共感を呼びそうなフレーズを一番上に載せた。ShouldBeeはテストを書くのに複雑なプログラミング言語が必要なく、ブラウザの用意も不要で、技術力がさほど必要ない。今後は、非エンジニアに訴えかけるようなランディングページに変えてたほうがいいかも知れない。

ランディングページは共感から入る構成にするといい

誰に向けたランディングページが決まったら、その人達が共感しやすいメッセージを入れた方がいい。と、アドバイスしてくれた。ランディングページで効果に関わることを書いた方がいい。ShouldBeeなら、マネージャーなどに「あなたのサービスは落ちたとこがありますか?」と共感ベースでアピールして、サービスが落ちることで被るデメリットを回避できるなどを訴えていったほうがいい。

数字から見せたほうが早い

もう一つアドバイスをもたった。効果についてはわかりやすく、数字で見せたほうがいい。非エンジニア向けに、ShouldBeeをテストをした場合と、そうでない場合を数値で示すなど。僕らはまだテストをShouldBeeで行った場合と、手作業で行った場合のベンチマークを取っていない。それでも、自分たちが使った時の感覚として、普段なら差し戻しなどで2ヶ月かかったプロジェクトが1ヶ月でできたり、全体の工数は半分くらいになるの感触がある。そういったことを伝えてもいいかもしれない。