仕様を考えるときにエンジニアを巻き込む
すごい開発チーム育成ハンドブック
reoring
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2017年5月9日 投稿
ビジネスの意思決定者がエンジニアに相談することなく仕様を決定してしまい、いざ進めようとするとその仕様では実現が難しいことが判明し、ビジネスが上手く進まないことがある。
ビジネスのアイディアとそれを実現する技術はいつも調和していないとならない。特にソフトウェアがビジネスの重要な部分にある組織では、仕様の決定は会社の命運を決める大事な判断となる。
> 解決策解決策
ビジネスの意思決定者は、ビジネスで実現したいことの考えをエンジニアに相談し、エンジニアと共同で仕様を決定する。エンジニアとの対話は、なにも技術的な実現性について知れるだけではない。技術的に低コストな選択肢やより早く実現する選択肢について知見を得られることもある。
> 解決策の実施手順解決策の実施手順
- エンジニアに相談したい内容をまとめる
- エンジニアとのミーティングをスケジュールする
- エンジニアとミーティングし仕様を作成する
> ステップ1__colon__ エンジニアに相談したい内容をまとめるステップ1: エンジニアに相談したい内容をまとめる
まずは自分がビジネスで実現したいことを箇条書きでもメモでもよいので書き出す。ここでは技術的な内容は一切考えなくてよい。技術的なことを考えてしまうと本当にやりたいことのアイデアが抑制されてしまうかもれしれないからだ。
> ステップ2__colon__ エンジニアとのミーティングをスケジュールするステップ2: エンジニアとのミーティングをスケジュールする
ステップ1で書いたメモとミーティングの目的と日付をエンジニアに共有する。共有するときには、仕様を決めるのを手伝ってほしいという旨を伝えておく。
このとき、事前にメモをエンジニアに共有しておくといい。エンジニアはミーティングまでに時間があれば、仕様についての質問や提案を考えておける。エンジニアも準備ができていれば、会議の成果は大きくなる。
> ステップ3__colon__ エンジニアとミーティングし仕様を作成するステップ3: エンジニアとミーティングし仕様を作成する
エンジニアと対話し、下記リストの疑問が明確になったかを確認する。
- やりたいことが技術的に実現できるか
- 技術的にやってみないとわからない部分はあるか
- どの程度の時間がかかるか
エンジニアが対話している中で難色を示している様子だったら、より効果的でスマートな仕様や考えが持っているかもしれない。こういうときは提案があればしてほしいということを伝えてみるのも効果的だ。