Keep,Problem,TryにGoodちょい足しでスクラムの明るさ格段UP!
こんにちは、スクラムマスターやってるsuinです!
スクラムのスプリントサイクルの最後の活動といえば「スプリントの振り返り(Sprint Retrospective)」ですね。
スプリントの振り返りでは、スプリントを省みてプロセス改善するというのは、reoringがスプリントレビューとスプリント振り返りの違いとは?などで説明してきました。
今日は、この振り返りを明るくするライフハックを紹介します。
> KPTで振り返るのはいいKPTで振り返るのはいい
振り返りでよく使われるフレームワークに、KPTというものがあります。
Keep, Problem, Tryの頭文字をとったもので、
Keep「今後も続ける良い活動」、Problem「解決したい課題」、Try「改善すること」を考えるフレームワークです。
スクラムマスターが開発チームに
「今回の課題はなんですかー?」
「次のスプリントも続けることは何ですか?」
「改善のために取り組みたいことは何ですか?」
などなどと質問を投げかけ、全員にポストイットで発表してもらい、知恵を集約していきます。
よくあるKPTの進め方だと、Problemから入って、その解決策をTryにする。
次のスプリント振り返りで、うまくいったTryはKeepに入れるということをします。
これはこれでいいフレームワークではないでしょうか。
> いきなりProblemって暗くなイカ?いきなりProblemって暗くなイカ?
ところで、よく考えてみると、いきなりProblemから入るって、暗くならないですか?
Problemは、ネガティブな出来ごとが多いのですし、特に重大な課題が上がってくると、いきなり気が重くなってしまいます。
スクラムマスター「今回のProblem、出していきましょう!」
メンバA「サーバが落ちまくる (´・ω・`)」
メンバB「テスト書いたけどバグがあった (*´Д`)=3」
メンバC「PHPが辛い (lll-ω-)ズーン」
もちらん、言いにくい問題や重大な課題を発表できるチームはとてもいいチームです。
ですが、ネガティブなムードで会議をしたい人はいませんよね。
> 最初にGoodを聞けば、笑顔で始められる最初にGoodを聞けば、笑顔で始められる
振り返りをポジティブな気持ちで始めるのは、実はとても簡単です。
KPTにGoodを加えて、Goodから始めるだけです。
Goodは「良かったこと」「うまくいったこと」をみんなに発表してもらいます。
スクラムマスター「Good、挙げていきましょう!良かったこと、うまくいったこと!」
メンバA「リリース出来た!」
メンバB「ユーザがTwitterでUI使いやすくなったって言ってた!」
メンバC「人工知能勉強会、開催できた!」
Goodを発表してもらうときに意外にもポイントなのは、
発表ごとに「いいねっ!」「いいですね!」「おー!」など、ポジティブなリアクションを大げさに取ることです。
メンバA「リリース出来た!」
メンバB「いいねっ!」
メンバC「おー!やったね!」
スクラムマスター「さすが!」
こったリアクションをする必要は一切ありません。
誰かがGoodを発表したら、条件反射のように、大げさに「いいねっ!」と言いましょう(笑)
「形式的だな」と思われそうですが、それだけで、場の雰囲気はぐっとポジティブになります。
実際やってみるとわかります。
> ポジティブになることでクリエイティブになりやすいポジティブになることでクリエイティブになりやすい
ポジティブな雰囲気を一度作れてしまえば、残りのProblemもリラックスして向かい合えるようになります。
振り返り後半でProblemを解決するために、アイディアをブレストしたりしますが、
ポジティブでリラックスした状態だと、思いがけない妙案が出やすくなったります。
Goodを最初に考えるのは、結果的にチーム全体の生産性が高くなるメリットがあるというわけです。
> おわりおわり
KPTに限らず、
スプリント振り返りの雰囲気が良くないなと感じたら、「最初にGoodを聞く」というのを試してみてはいかがでしょうか?
きっと今より、100万ルクスくらい明るくなるはずです!